自分に対する接し方、そして糸井ちゃんに対する接し方を目の当たりにして、次第に知寿は恋の終わりを感じることになり、事実藤田君は知寿に別れを
自分に対する接し方、そして糸井ちゃんに対する接し方を目の当たりにして、次第に知寿は恋の終わりを感じることになり、事実藤田君は知寿に別れを告げることになるのである。藤田君が実際に糸井ちゃんと新たな関係になるかどうかは分からないけど、未練が残る知寿はすぐにキオスクのバイトを辞め、池袋にある会社の事務員としてアルバイトすることになった。
そして年末になり、母親が日本に帰ってきた。すると母親は求婚されていることを告知して、さらに今年が終わると知寿自身も正社員にならないかと言われ、知寿は生活している環境が変わってきた。正社員になるということは、吟子の家から出るということである。吟子との生活、芳介さんも含めた3人での食事も慣れたの安心感をもっていた知寿が、「ひとりになってみたい」というわずかな気持ち、そしてここで世話をすることで何も知らなくて、そのままに一生を終えてしまうということを思い、吟子の家を出ることにした。